ここ数年オジュウチョウサンとアップトゥデイトが引っ張ってきたＪ・ＧＩだが、アップトゥデイトは引退、オジュウチョウサンも昨年と同様出走せずと両頭が不在である。新時代の幕開けといった感じの混戦模様の中山大障害だ。

　しかし、中山大障害は過去に中山大障害やグランドジャンプで好走した馬が来ることが多い。単に格が高いというだけではなく、日本一難易度が高いと言われるコースに特徴があり、コース適性が物を言うからであろう。

　というわけで本命は今年の中山グランドジャンプ２着馬シンキングダンサーとする。昨年までは掲示板の下の方が定位置だったが、今年に入って成長し、馬券圏内は外さなくなった。前走の秋陽ジャンプＳでは４馬身差の圧勝と力のあるところを見せている。グランドジャンプ２着なのだからコース適性ももちろん問題ない。中山ＧＪの勝ち馬オジュウチョウサンは今回は不在で、同レースでは３着馬に７馬身差の圧勝をしているので、オジュウチョウサンがいなければこの馬で決まりだろう。

　対抗は京都ジャンプＳを５馬身差の圧勝のディライトフルとする。大障害コースは初めてであるものの、中山のオープンを２勝しており適性はあるだろう。また、障害レースでの逃げ馬は他馬の落馬の影響を受けにくいという点でアドバンテージとなる。

　もう１頭血統が魅力なメイショウダッサイも押さえておく。私の出資馬でもあるサンビスタのいとこであり、サンビスタの母父をミシルから同じミスプロ系のスキャターザゴールドに入れ替えた血統構成だ。サンビスタといえばグランド牧場ゆかりの血統を凝縮した血統の馬だが、スキャターザゴールドも一時期グランド牧場が付けまくっていた種牡馬であり、この馬も牧場ゆかりの血統の凝縮と言える。オープン入り後は馬券圏内を外さず、重賞も勝っている馬なので能力も障害適性も高い。昨年夏からの成績の安定ぶりを見ても、Ｊ・ＧＩでもやれるだろう。

　上記３頭のボックスで勝負しよう。今週は馬連の配当が上乗せなので馬連で勝負だ。