無敗の三冠馬コントレイルがここから始動する。もちろん目標はここではなく菊花賞だが、能力がずば抜けているので、仕上がり途上でも地力で勝てるだろう。神戸新聞杯はもともとダービー先着馬が手堅く来るレースだ。これは阪神で行われた時だけではなく、今回の様に中京で行われた時も変わっていない。まして、今回は無敗馬であり、しかも、ダービーは３馬身差の圧勝をした馬である。人気がかぶっているが、これは仕方ないだろう。というわけで、満を持して手堅くコントレイルを本命としよう。

　相手本線はダービー３着のヴェルトライゼンデ。過去10年のこのレースに出走したダービー１〜３着馬の成績は[7,3,0.1]と抜群の成績である。唯一の着外エポカドーロ（４着）は発馬直後に躓いて落馬寸前のアクシデントがあった。ダービーは10番人気という人気薄での激走だったが、決してフロックではなく皐月賞で８着に敗れたせいで人気を落としたものである。ダービーでの実績を信頼しよう。

　もう１頭、中京で行われることでコース巧者を押さえておこう。エピファネイア産駒のメイショウボサツである。先週のローズＳでは中京芝2000mでのエピファネイア産駒の驚異的な戦績に注目して人気薄のムジカを本命として大穴を的中したが、エピファネイア産駒は中京芝2200mでも強い（ただし、サンプル数が極端に少なく３戦２勝だが）。この馬自身もこのコースで勝利を挙げており、期待できそうだ。一発があるかもしれないので押さえておこう。