前日行われたローズＳでは、エピファネイア産駒のムジカを軸にしたら２着に激走し、馬連299.6倍の高配当を的中した（それからワイド万馬券も）。そこでというわけでもないが、セントライト記念もエピファネイア産駒を狙ってみよう。

　というわけで、本命はエピファネイア産駒のリスペクトとする。中山芝2200mでのエピファネイア産駒の戦績は[1,1,1,4]とサンプル数こそ少ないものの、優秀な成績である。また、回収率も単複ともに100%を超えている。コース回収率が単複ともに100%を超えている種牡馬は、今回の出走馬の父ではエピファネイアしかいない。この馬自身、５戦連続連対中と２勝馬ながら安定した成績である。相手なりに走るという点でも、前述のムジカと同じ匂いがする。そして、鞍上にはルメール騎手。それでいて、前売り単勝オッズが16倍を超えており、人気がない。配当的な妙味を考えてリスペクトを本命にしよう。

　このレースはダービー敗戦からの巻き返しを図る馬が好走する傾向にある。そこで、相手は前走ダービー組を中心に狙おう。抜群の相馬眼を持つ佐々木主浩氏の持ち馬で青葉賞２着のヴァルコスを中心に、弥生賞の勝ち馬サトノフラッグ、スプリングＳの勝ち馬で皐月賞３着のガロアクリークに流そう。

　別路線組では、ラジオNIKKEI賞を逃げ切ったバビット、１勝馬ながら共同通信杯と青葉賞でともに３着であり是が非でも権利を取りたいであろうフィリオアレグロを押さえておこう。