本命は福島巧者ヴァンケドミンゴとする。福島での戦績は[4,1,1,0]と優秀であり、その中で芝2000mでも２勝を挙げている。昨年の七夕賞で３着、福島記念では２着と福島では重賞でも好走している。前走は福島民報杯で13着に敗れているが、そのレースは福島と名がつくものの、コース形態が全く異なる新潟で行われたものである。今回は正真正銘の福島競馬場での開催なので、コース適性に期待して本命とする。

　対抗はこれまた福島巧者のクレッシェンドラヴ。七夕賞で一昨年は２着、昨年は１着と活躍しており、今年は３年連続連対がかかっている。一昨年、福島記念も制しており、福島芝2000mでは抜群の成績だ。

　福島初出走組の中では今回初ブリンカーで臨むクラージュゲリエが狙える。重賞勝ちにＧII３着の実績がある馬である。ここ２走は不振だが、ブリンカーを着けての一変に期待したい。

　七夕賞ということで枠連７−７が過剰人気になっている。これを書いている時点で枠連７−７が42.4倍なのに対し、それに相当する馬連13-14は129,2倍である。ということは７−７以外の枠連は相対的に美味しいオッズになっているということだ。今回は狙い馬の２頭が５枠に同居していることもあり、枠連で勝負しよう。本命馬がいる８枠にも同居馬がいるが、調べたところ馬連9-16、10-16を買うよりも枠連５−８を買った方が得られる配当は高い。８枠代用的中の可能性もあるのでゾロ目以外の目でも枠連で勝負しよう。トラストケンシンに△を入れたのはそういう理由である。