人気がかなり割れているが、これを書いている時点で１番人気のダノンスコーピオンを本命としよう。昨年のＮＨＫマイルカップの勝ち馬である。このコースはロードカナロア産駒が得意であり、特に馬場状態が稍重以下のときに強い。稍重以下の馬場状態だと過去３年で連対率41.7%であり単勝回収率は300%を超えている。当日は雨が降りそうだが、馬場が渋るとより有利となる。1600m〜1800mのレースばかりを使われてきており、1400mは初めてだが、データからは問題がないどころかより期待できそうだ。休み明けだが地力の高いこの馬に期待しよう。

　対抗は同じくロードカナロア産駒のレッドモンレーヴとする。母父ディープインパクト、母母エアグルーヴという良血馬だ。戦績からは東京マイル巧者といった感じだが、前述通りロードカナロア産駒はこのコースが得意なので、距離短縮となる今回も狙おう。前走のダービー卿チャレンジトロフィーは出遅れてまともにレースにならなかったが、それは参考外として、得意の東京に戻った今回は重賞初制覇に期待しよう。

　もう１頭、穴としてロードカナロア産駒のタイムトゥヘヴンを押さえておく。昨年のこのレースで本命にしたら３着だった馬だ。今年は昨年ほどの勢いがなく近走不振だが、昨年３着に来た実績とロードカナロア産駒ということで、コース替わりの一発に賭けよう。昨年よりも人気が落ちているのでおいしい。

　というわけで３頭いるロードカナロア産駒のボックスで勝負だ。