本命はグランド牧場生産馬のサンデーファンデーとする。父スズカコーズウェイ、母父スマートボーイとグランド牧場の集大成のような血統だ。グランド牧場といえば芝の活躍馬は少ないものの、ダートでは芝におけるノーザンファーム並みの活躍を見せている牧場である。ダートに出てきたら基本的に「買い」だ。この馬は平安Ｓでも本命としたが、最下位の16着に惨敗だった。騎手コメントによると「今日はあまりポジションを取らないようにと思っていましたし、思いのほか速かったので、無理はしませんでした。」とのことだ。しかし、その後の名鉄杯では勝ち馬とタイム差なしの３着に好走し、オープンでも通用する目処が立った。今回は距離は100m伸びるもののその時と同じ中京。しかも武豊騎手を起用してきて勝負がかりである。ハンデも手頃なので狙ってみよう。ちなみに、平安Ｓの予想でもカイタノだが、この馬は「サンデー」が名前に入っているものの、血統表にはサンデーサイレンスはいない。

　相手本線はヘニーヒューズ産駒のロコポルティ。ヘニーヒューズ産駒は中京ダート1900mコースで連対率29%とコース適性が高く、また、回収率も単複ともに100%を超えている。この馬自身が同コースの準オープンで勝利を上げた実績があり、期待できそうだ。

　ハンデ戦で多くの馬にチャンスがあるので、その他の馬にも手広く流しておこう。消去法で、格上挑戦だが３勝クラスのハンデ戦で軽ハンデでも勝ちきれないフタイテンロックと、オープン入り後パッとしない上にここ３戦勝ち馬と２秒以上の差で敗れているエナハツホを消して、その他すべての馬に流しておこう。