ダートといえばグランド牧場。芝では大きな活躍馬こそ少ないものの、ダートではまさに「芝におけるノーザンファーム」に匹敵する存在感を示している。そのグランド牧場の生産馬が今レースに２頭出走してきた。今回はその２頭を中心に狙ってみたい。

　本命はサンデーファンデー。父スズカコーズウェイ、母父スマートボーイという、グランド牧場の血統の集大成のような配合だ。京都ダート1800ｍでは５戦３勝で、そのうち１勝はオープン特別で挙げたものである。このコースへの適性が非常に高い。また、今年１月には直線の長い中京で逃げ切ってプロキオンＳを制しており、重賞でも十分通用する力を持っている。ここ３戦は結果が出ていないが、得意コースとなる今回は巻き返しに期待したい。

　もう１頭のグランド牧場生産馬レヴォントゥレットは、私の元出資馬でありグランド牧場生産馬でもあるクイーンマンボの仔である。血統的にもかなり魅力だ。平安Ｓで３着と中央重賞でも実績がある。前走の日本テレビ盃では２着に敗れたものの、勝ち馬は後のＢＣクラシック覇者フォーエバーヤングなので、実質的に勝ちに等しい実績だ。コース実績を重視してサンデーファンデーを本命としたが、この馬も同様に高く評価したい。２頭軸で勝負しよう。

　相手は「ほぼ」総流しとする。唯一消すのはエアロロノア。８歳にして初ダートというだが、キングカメハメハ産駒はこの京都ダート1800ｍを苦手としているのでダート変わりで大化けは考えにくい。年齢的にも大きな上積みは見込めないので無印とする。その他の馬には広く流して勝負しよう。