今年は創設以来最もまともな馬である。これを書いている時点ではJRA賞はまだ発表されていないが、ひょっとしたら本物のJRA賞年度代表馬になってしまうのではと心配(?)してしまう。
菊花賞ではジャングルポケット、ダンツフレームの両ダービー連対馬とマンハッタンカフェのボックスで勝負する。当日私は所用によりレースはリアルタイムで見ることができず、ウインズについた頃には菊花賞の確定の掲示板がモニターに表示されていた。1着は2番。この馬は間違いなくマンハッタンカフェだったよな。そして2着は10番の馬。これは確かダンツフレーム。これで的中だ、と思って新聞で馬番を確認する。すると、馬柱の10番にはマイネルデスポットと書いてあった(ダンツフレームは11番)。こんな人気薄が菊で連対していいのか?何と4万馬券。2,3着は前残りだったが、マンハッタンカフェだけはちゃんと差しきったようだ。
そして有馬記念。3歳馬有利と読み、マンハッタンカフェを本命に。この馬から昨年の連対馬テイエムオペラオーとメイショウドトウの2点に流す。最後の直線でマンハッタンカフェが抜け出す。テイエム、メイショウの2頭も外から差してくる。この2頭のどちらかは間違いなく2着に届くだろう。大勝負の有馬で的中だ、、、しかしマンハッタンカフェは見事に勝つが相手が届かない。(「♪ゆ〜き〜は〜降る あなたは来ない」の節で)♪じ〜く〜は〜来る 相手が来ない〜 と歌ってしまいたくなる心境。このレースも先行馬に粘られた。
2戦連続で私が馬券を買うとちゃんと勝つのに、来るはずだった相手が届かずに馬券は外れる。大人しく単勝でも買っておけばいいものを買っていない。せっかく私の期待に応えて勝ってくれても相手が来ないようじゃどうしようもないというものである。勝ってるんだからマンハタンカフェを責めるわけにもいかないし。スローの前残りの展開でも瞬発力を活かし勝てるので強いことは確かなのだが、馬券を取れずに悔しい思いをした。ただその強さだけが頭に焼き付いた。
最終的にこの馬が年度代表馬に決まったのは上述のことの他に、阿寒湖特別を勝ったということである。日本一有名な1000万特別阿寒湖特別。そのレースを勝ったというのは選考の上でポイントが高い。阿寒湖特別勝ちの先輩であり、そもそも阿寒湖特別を有名にした張本人であるステイゴールドはこの年ドバイシーマCや香港ヴァーズといった海外の大レースを勝つなどの大活躍。先輩ステイゴールドは引退したが、阿寒湖特別は名馬への北の登竜門と言われるようにすべく今後の活躍が期待される。
[おまけ:その他の候補馬]