見学したのは矢野牧場とグランド牧場の2ヶ所である。ユニオンオーナーズクラブを経由して申し込んだのだが、矢野牧場は今回が初めての見学だ。グランド牧場は2年ぶり3度目の見学である(前回のグランド牧場見学記はこちら)。
朝、ホテルを出て最初に向かったのは真歌にある矢野牧場だ。矢野牧場の入り口には板でできた白い門があるのだが、その門の前で車を止めると数秒後にセンサーが反応して自動で扉が開いた。自動ドアになっているのである。事前に牧場への行き方をクラブに問い合わせしたときに聞いたので自動ドアだということがわかっていたが、予備知識がないと車を降りて手で扉を開けようとしたところだった。その扉を抜けてしばらく行くと厩舎などの建物があったので、牧場の人の指示に従い厩舎の横に車を停めた。
矢野牧場の見学を申し込んだのは、シルクで出資しているローズカスケイドの妹であるローザミスティカの16がいるからである(ローズカスケイドは矢野牧場生産ではないが)。しかし、ローザミスティカの16は怪我のため休養しており、見学はできなかった。そこで残りの募集馬2頭を見せていただいた。両頭ともにディープインパクトの近親である。
プレザントブリーズの16 |
スターズインハーアイズの16 |
午後はグランド牧場を見学の予定だが、予定時刻まで時間があったので「せっかくレンタカーを借りたんだから元を取るぞ(笑)」という勢いでその辺をドライブした。日高の海沿いの道を車を飛ばして東静内のあさり浜ドライブインに行き、名物のえび天丼(えび4本入り)を食べた。しばらく海を眺めながら休んだ後、やや内陸(?)に行き、数々の牧場が連なっていて「これぞ馬産地」という光景の旧静内町をドライブ。天気が良かったこともあり、なかなか快適である。
午後からは真歌のグランド牧場へ。以前は午前中にこの牧場を見学したのだが、見学可能時間帯が13:30〜となっていたので13:30から見学である。前日門別でブリーダーズゴールドカップが行われ、この牧場生産のクイーンマンボが出走したこともあり、私以外にも何人か見学者がいて一緒に見学した。一緒に見学した人の中には前日門別競馬場で一緒にクイーンマンボの応援をした方もいた。
事務所の前で待っていると、何頭かの馬が牧場員に牽かれて厩舎から放牧地に移動した。その時に馬を牽いている牧場員の中に女性がいたのだが、他の見学者の方が言うにはその人が伊藤圭三調教師の娘さんだそうである。「確か角居先生の息子さんもここで働いているんですよね」と言ったら、その隣にいるのが角居調勝彦教師の息子さんとのこと。奇しくもグランド牧場生産の1歳馬で出資が決定しているのは伊藤圭三厩舎と角居厩舎に入厩予定の馬なので、その2人の調教師の子供がグランド牧場で働いているということになる。(ちなみに伊藤圭三師は前社長の息子で現社長の弟、角居師は元職員。)
フレンチリヴィエラの16 |
プレシャスジェムズの16 |
グランド牧場真歌ステーブルにはユニオンで募集されている1歳馬はあと2頭いるが、OCD手術後のため厩舎からは出せずに厩舎内での見学となった。
スズカエンジェルの16 | ダッシングハニーの16 |
アドマイヤアモーレの16 |
今回は1歳の募集馬のみの見学だった。前日門別で出走したクイーンマンボは、牧場に戻ってきているのかどうかも聞きそびれた。申込時にクイーンマンボの見学も申し込んだら断られたが(そりゃ1週間以上前だと普通断るよな)。前回の見学時はサンビスタが戻ってきていて見せてもらえたので、今回も聞くだけ聞いてみれば良かったかな(前回は対応してくださった方が一般の職員ではなく社長夫人だったから「特例」で許されたのかもしれないが)。
なお、ユニオンオーナーズクラブの募集馬紹介のページはこちら。