午前7時、窓のカーテンをあけるとLAOXの看板が目に入ってくる。弘前にもLAOXが出来たらしい。ダイエーが出来たということは知っていたが、その階上にLAOXがあるらしい。そしていつものように駅前のイトーヨーカドー地下にある弘前バスターミナルで降りる。そして実家へと向かう。徒歩約20分の道のりを旅行用の重い荷物を持ちながら歩く。
そして実家へ。この日は母や妹と一緒に妹の車でこの日初めて会うような親戚の家へ。そこから岩木山(弘前の西の方に聳える青森県内一の標高の山:津軽富士と呼ばれる)をぐるっと回って鰺ヶ沢へといく。南側を回ったので世界遺産として知られる白神山地を走る道をぬけて行く。鰺ヶ沢では名物のイカを買って食べた。海産物屋の建ち並ぶあたりで車をおりて日本海を見ながらイカを食べていたが、目の前は一部鉄道マニアの間では有名らしい(?)五能線の単線の線路が敷かれている。そしてその線路の前を二両編成の列車が通りすぎた。2時間に1本ぐらいしか電車は走っていないらしい。そして行きとは別の道を通って弘前へと帰る。
この日は弘前ねぷた祭である。青森は「ねぶた」だが弘前では「ねぷた」という祭が行われる。青森の「ねぶた」は「ねぷた」が訛ったものらしい。今でこそ青森ねぶたのほうが有名だが、発祥の地は弘前である。青森ねぶたは青森港を開拓しに行った弘前藩士が故郷を偲んで始めたのが起源らしいので弘前ねぷたのほうがずっと歴史がある。もっとも街自体が城下町である弘前のほうが古いのであるのだが。青森のねぶたは人形が中心であるが、弘前ねぷたは扇形の灯篭に絵を書いたものが中心でありその形は異なる。三国志だとか水滸伝だとか源平合戦のような(江戸時代から見ても)歴史上の戦いを描いたものが大半を占めるのはどちらもかわらないが。
この弘前ねぷた。8/1〜8/4の間はうちの実家の前を通るのだが、この日(8/6)はJR弘前駅前を中心にしたコースである。だから駅前まで見にいくこととする。ただ単に今後旅行を続けるための切符を買いに駅までいかなければならなかったのでねぷたが出る時刻に合わせていっただけというのも事実ではあるが。駅のみどりの窓口で北海道フリー切符と北海道にいくまでの切符を買い求める。函館までの切符を買うのもあほらしいのでフリー区間(つまりJR北海道管内)に入るまでの切符を買った。てっきり木古内(北海道・渡島半島の先っぽの方)までの切符を買わなければならないのかと思ったら、中小国(本州・津軽半島の先っぽの方)まで買えばよいらしい。本州にある「津軽今別」という駅はすでにJR北海道の傘下なのである。そして切符を買ったあとは駅前で適当にねぷたを見る。デジカメを持っていって写真を撮ったのだがうまく撮れてなかったのでここに載せるのは割愛する。
その後競馬ブックを買おうと実家の近くのSUNKSへ。しかし、競馬ブックは見当たらない。Galopも無い。コンビニが日本を代表する競馬週刊誌を置かずにどうする。競馬場もWINSも無いような都市だとこうなのか?カルチャーギャップを感じてしまった。競馬月刊誌サラブレなら置いてあったが。
トンネルを抜けるとそこは北海道。そして電車は終着駅である函館へと向かう。「♪は〜るばる来たぜ函館へ〜」という歌があったが、それは青函トンネルが開通するより前の青函連絡船があった時の歌である。現在では電車に乗っていると函館についてしまうので「はるばる来た」という気はあまりしない。確かに移動手段としては所要時間も短く列車のほうが便利なのであるが、やはり連絡船のほうが「旅情」というものがあった。出張等で移動時間の短く済むほうがいい人は津軽海峡線、いわゆる旅行の道中を楽しみたい人は青函連絡船と住み分けて両方運行していれば一番いいのかもしれないが、そこまでしても採算がとれないだろうな。そういれば、前述の歌の替え歌で「♪キャ〜ラメル拾たら箱だけ〜」(by嘉門達夫)というのがあったな。またどっかの競馬サイトで見かけた替え歌で「♪ローカル買うぜ中舘へ〜」というのもあった。競馬を知っている人なら後者の歌のほうがより笑える。
函館で電車を降りてT氏と合流。早速朝市へ一昨年も食べにいった「ジャンボラーメン」を食べに行く。北海道の特産品がたっぷり入った味噌ラーメン。ボリュームたっぷりで旨いんだよな。えび、ホタテ、タラバガニ、昆布、トウモロコシの入った味噌ラーメン。
それにしても半袖姿じゃちょっと寒い。過去2回北海道に来たときは必ずといっていいほど猛暑で稚内か釧路あたりじゃなければ涼めないといった印象だが、並みの北海道の夏はこんなもんなのだろうか。朝市を抜けて赤レンガ倉庫街をぶらつき、元町方面を散策した。元町といえば(キリスト教の)教会とか領事館跡とかというイメージがあるが、東本願寺という寺を見つけた。本願寺といえば戦国時代の一向宗というイメージがあるが、江戸時代にここ函館にも本願寺ができたらしい。ちなみに今回はいかなかったが函館には西本願寺がある。これは東本願寺よりも東に位置する。もちろん京都駅前にある東西本願寺のどちらを本山としているかの違いで函館の分所に東や西と言う名前がつけられているので函館の寺同士の位置関係は名前には直接関係しないのであるが。現在の函館東本願寺は大正時代に再建されたもので、鉄筋コンクリートの建物である。鉄筋コンクリートの寺院というのもめずらしい。
この日は曇っていて小雨がぱらついてきた。函館といえば函館山から見る夜景が有名だが天気がよくないのに行ってもしょうがなさそうなので夜景は見ないこととして駅まで引き返す。一昨年函館山で夜景の写真を「写るんです」を使って撮ったら真っ黒で写真やも現像してくれなかったので、デジカメを持っていった今年こそは写真を撮りたかったのだが残念だ。駅前で函館名物(?)「イカ墨ソフトクリーム」に挑戦してみる。当たりか外れかわからないので取り合えずおためしサイズ(100円)を買った。灰色のソフトクリームが出てきた。見た目はあまり旨そうには見えないのだが、イカ墨のしょっぱさがソフトクリームの甘さとマッチしていてなかなか旨い。たとえていうならスイカに塩をかけて食べると引き締まって旨みが増すが、イカ墨の味がソフトクリームの甘さを引き立てているといった感じ。
その後は特急列車に乗り札幌へと向かった。札幌で羊肉のしゃぶしゃぶを食べ駅まで戻る。そして釧路行き夜行列車「まりも」へと乗り込んだ。次の日は釧路近辺に行く予定。
そして釧路に戻り駅前にある「和商」という市場に行く。この市場の名物が「ぶっかけ丼」。ご飯を買って、その上に適当な海産物等の具を別に買って、かけて食べる。イクラ・ウニなどの釧路の海産物をかけて食べる丼は旨い。調子に乗っていたら2000円を超えてしまった。その値段のうちの半分以上がウニなのであるが。釧路で採れたての具を使っているので東京などで食べる海鮮丼などよりもよっぽど生きがよくて旨い。
飯を食ったら釧路駅へ駅レンタカーを借りに行く。北海道フリー切符を使って旅をしているが、駅レンタカーはフリー切符等のJRの切符を持っていると割引があるので駅レンタカーを借りることとした。この日は阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖といったあたりにいくつもりだったので釧路本線の摩周駅で駅レンタカーを利用しようと思ったが、電話で確認したところすでに予約で一杯だそうなので、仕方なく釧路で車を借りて釧路からいくことにした。
まずは阿寒湖へと向かう。市街地を抜けると山道になるが山道では小雨が降ってきた。阿寒湖が近づくにつれて霧が出てきてどんどん濃くなってきた。どうなることか心配だったが、阿寒湖のすぐ近くまでいくと道路が乾いている。奇跡的に阿寒湖周辺だけは晴れていたのだ。
阿寒湖といえば中央競馬のレース阿寒湖特別で有名である。900万条件(現1000万条件)のレースだが、あのGI等で2着続きだった名馬ステイゴールドがこのレースを勝ち、約3年近く主な勝ち鞍が阿寒湖特別だったので有名である。日本一有名な条件特別といっても過言ではない。
思いっきり話がそれたところで話を戻そう。車を止めて湖畔へ行くと、思った通りの透明度の高い湖だった。山に囲まれたカルデラ湖。湖の周りは晴れていたが周辺の山には霧がかかっていた。それから、本来なら山が見える方向にホテルが建っていて山が見えなかった部分もある。
阿寒湖といえばマリモの生息地として有名である(今回はマリモの生息地帯には行かなかったが)。湖畔の売店では「マリモソフトクリーム」なるものが売られていた。緑色をしたソフトクリームだが、本当にマリモは入っているのだろうか?入ってたら怖いが。天然記念物だし。
阿寒湖の次はJR摩周駅を通って摩周湖へ。摩周湖といえば「霧の摩周湖」であるが、そのイメージと寸分異なることなく」霧がかかっていた。霧の中を覗きこむとどうにか湖面らしきものが見える程度。かつては日本一の透明度を誇ったことのある(現在は洞爺湖が日本一)摩周湖だが、お情けのように近場の湖面が見える程度で、その水がどれくらい澄んでいるものかどうかまではわからない。展望台のところにある売店でソフトクリームを食べる。摩周湖ブルーとかいうソフトクリーム(おそらくミント味)も売っていたが、ここは普通のソフトクリームにしておいた。
阿寒国定公園湖巡りの旅の最後は屈斜路湖だが、屈斜路湖へ向かう途中の硫黄山というところで車を止めた。摩周湖駐車場で料金を払った際に硫黄山の駐車場のタダ券をもらったので、ついでに寄ることにした。硫黄で黄色くなった岩の間から吹き出る水蒸気。温度が高すぎて地中で水が沸騰してしまうので、水蒸気の状態で地表に出てくる温泉である。ここにもソフトクリーム屋のソフトクリームの形をした看板(というか像?)が。オレンジ色をしている。まさか「硫黄ソフトクリーム」か?と思って売店に近づいて見ると、「夕張メロンソフトクリーム」と書いてある。そりゃ硫黄ソフトクリームなら誰も食べる気が起きないか。
その後硫黄山の近くにある川湯という温泉地へ。横綱大鵬の出身地だそうである。硫黄山を源泉とする温泉のある公衆浴場で湯につかる。
それから屈斜路湖へ。この湖は恐竜のような巨大な生物が目撃されたという噂が立ったこともあり、その生物はネス湖のネッシーに対抗してクッシーと呼ばれている。そして湖畔のお土産屋ではクッシーグッズが売られていた。おそらくクッシーは木片などを見間違えただけだと思うが、それを観光の目玉にしてしまうとはさすがである。ここでは昼食代わりにイモ団子を食べる。おそらくジャガイモを練って餅の中に刷り込んだものを焼いたものと思われる、この辺の名物である。湖畔にはキャンプ場があり、キャンプで賑わうごく普通の湖といった感じだった。それでもライダーハウス等もあるので地元の人以外もそれなりに訪れるところなのだろう。
屈斜路湖からは車を借りた釧路まで車を走らせる。「カモシカ飛び出し注意」の看板は北海道ではあちこちで見かけるが、この辺は牛を飼っている牧場も多く、「牛横断注意」の看板を見かけた。途中にあった「風牧場」という「ソフトクリーム・ヨーグルト」というノボリが立っている建物があったので、中に入ってみる。さっそくソフトクリームを注文する。搾りたての牛乳で造られたソフトクリーム。ソフトクリームも旨かったが、それだけでは足りずに牛乳を注文する。早朝からの行動で疲れ気味だったが生きかえるようだ。さらにヨーグルトまで頼んでしまった。乳製品三昧。この店は牧場で搾りたての牛乳を使用しているので、近くを通ったら是非訪れて見る価値がある。
そして釧路へと戻る。車を返し、荷物を整理した後は夕食である。「炉辺焼きでも行きたいな」ということになりあちこち探したが、釧路には炉辺焼きの店はたくさんあり、しかも外から見てもメニューや値段がわからないのでどこがいいのかもわからない。結局「るるぶ」に掲載されていた釧路川近くの繁華街にある「ひょうたん」という炉辺焼きの店に入った。おばちゃんが一人でやっている店だった。店に入るなりおばちゃんが「おにいさんるるぶを見てきたの?」と話しかけて来る。この時期の新規客はるるぶを見てこの店に入る人が多いのだろう。おばちゃん一人でやってる店だが、釧路近海で採れた魚を自分で天然干しで干して店に出すという手の込んだことをしているらしい。ホッケやカレイなどの魚は本州でのものよりもずっと旨い。もちろんイカやサンマなどの刺身も旨い。サンマはこの時期が旬なそうである。ホヤも食べたが、私が食べなれている東北のホヤとは種類が違うようだ。独特のクセがなく、関東以南のホヤを食べなれていない人にとっては口当たりがよく食べやすいだろう。東北の人間にしてみればあの独特のクセのあるホヤも捨てがたいものがあるが。道東の穴場の観光地やこの地方の食べ物の話なんかをして、結局電車の時間ぎりぎりまでこの店に入り浸った。次に釧路に来たときもぜひこの店に来て見たい。そして、札幌行きの夜行列車へと乗り込む。
長くなるので静内での様子は別な場所に書くことにする。「競馬のお時間」の「競馬雑感」のコーナーに牧場見学記を書いたのでそちらを参考にしていただきたい。夜は再び札幌へ。 札幌に着くと「北海盆唄」が流れている。北海道で盆踊りの際に使われる曲らしいが、私のようなドリフターズを見て育った世代だと「8時だヨ ! 全員集合」のオープニングを思い出してしまう。「♪ハ〜ァ ドリフ見〜た〜さ〜に(ハァどうしたどした)チャン〜ネ〜ル コラ回したら〜(ハァそれからどした)」。もちろん駅前で演奏されていたのは本歌なので歌詞は違うが。(ちなみに全員集合のオープニングの曲の方が北海盆唄の替え歌である。念のため。)
夜はサッポロビール園へ。ビール飲み放題、ジンギスカン(&野菜)食べ放題のコースを注文する。最初は焼き肉のようにして焼いていたが、肉はやけに早く焼けるのに野菜はなかなか焼けない。隣のグループの焼き方を見ているうちに実はジンギスカンには正しい焼き方があるということを発見した。
ジンギスカン用の鉄板は焼き肉のような普通の平面の鉄板ではなく、外縁に溝のようなものがあり真ん中が盛り上がっている。そしてその鉄板には右の図のようにキャベツやモヤシといった野菜を敷き詰め層を作り、その上に肉を乗せるのが正しいのであった。 火力は中火よりやや弱めが適当である。こうすることによって、野菜の水分が蒸発し、その水蒸気によって肉が温められる。肉が蒸し焼き状態になるのである。焼き肉のように普通に鉄板で焼くよりも、このように焼く方が数倍旨い。27歳にしてジンギスカンの正しい焼き方を学んだ。焼き肉で慣れているとついつい鉄板に直接乗せてしまうが、野菜をしいて、そこから出てくる水蒸気で蒸した方がおいしく食べることができるのであった。鉄板の形も野菜から出る蒸気を効果的に利用するために工夫されたものなのかも知れない。
この日は札幌市内のリフレというカプセルホテルに泊まる。日本に数あるカプセルホテルの中で私の最もお気に入りのカプセルホテルである。
まずは朝早く札幌競馬場に行く。札幌競馬場は札幌から一駅隣の桑園駅が最寄り駅だ。駅から歩いて10分ほどで競馬場へ。今年の札幌の土曜日開催は指定席半額キャンペーン(正式名称は忘れた)をやっているので指定席売場には長蛇の列。むろん午前中だけで競馬場を後にする予定の私は指定席の列には並ばない。
指定席こそ長蛇の列だったが、場内は適度にすいていた。午前中は未勝利戦が多かったが、1つも馬券が当たらず。この日の5Rは2歳戦だったが出走馬に中央競馬所属の馬が1頭もおらず、すべて地方所属馬という珍しいレースだった。岩手県競馬所属馬が2頭で残りはすべてホッカイドウ競馬の所属。岩手県はレベルが高く、しかも両頭とも盛岡の芝で走った際に勝っていたので(この5Rは芝のレースだったがその他の馬は芝の出走経験がない)この2頭の馬連を買う。そしたら見事に外れ。考えてみたら2歳戦に限って言えばホッカイドウ競馬もレベルが高いんだよな。古馬になると賞金が安くなるので他の競馬場に移籍する場合が多いが。
5Rを見終わった後、午後の馬券を購入し、札幌競馬場を後にして岩見沢へ向かう。札幌から旭川行きの特急に乗り込む。特急だと次の停車駅が岩見沢だ。しかし、電車の中で寝ているうちに岩見沢を通り越してしまった。しかたなく次の停車駅の滝川で下車する。そして岩見沢へ引き返した。約1時間のタイムロス。午後2時に岩見沢駅に着いたが、この時間では競馬場行きのバスが出ていない(ただし電車乗り過ごしがなくてもバスには間に合わなかったのだが)。そこでタクシーで競馬場へ。
ここ岩見沢競馬場には一昨年もやって来ている。そこで、ばんえい競馬がどういうものであるかは99年に書いたものを読んでいただきたい。ここでは細かい説明は割愛する。
さて、レースの検討をしようとすると、競馬新聞の馬柱に乗っている馬や騎手の名前が、パドックに張り出されているものと全く一致しない。新聞をよく見たら日付が次の日の日付になっている。間違って次の日の新聞を買ってしまったらしい。タクシーの中で新聞見ながら一生懸命予想したのはなんだったのだろう。あわてて売店にこの日の新聞を買いに行く。
巨大な馬が重いソリを曳いて力強く走る。その迫力がばんえい競馬の魅力である。普通の競馬はイギリスの貴族が自分の馬のスピードを競わせる遊びに端を発しているいわゆるブルジョワ階級のお遊びがもととなっているが、このばんえい競馬は開拓時代の北海道で働く人たちが木材や荷物を運ばせる馬の能力を競わせるという庶民の生活の中で生まれたものが発展したものなのでより愛着が感じられる。世界中でも北海道でしか見ることのできないレース。見るだけでも価値があるだろう。
いくら見るだけで価値があるといっても馬券を当てたい。サンデーブライアンとヤマノトップガンというサラブレッドの名前をパクったような名前の馬が揃って出走しているレースがあった。このレースも1番人気ヤマノトップガンの単勝を買うが外れ。メインレースも外しその時点でノーホーラ。たんぱラジオを聞いて札幌で買ったJRAの馬券もすべて外れていることが判明。残すは最終レースのみ。
最終レースはこの日大一番の勝負をする。そしたら堅めのところで馬連が的中。1着3着の組み合わせも買っていたのだが、その組み合わせで決まってくれると大儲けだったのだが惜しかった。堅めのところで的中だったので結局この日の岩見沢競馬の収支はタクシー代程度儲かっただけだった。
夜は札幌へ。昨日と同じカプセルホテルに泊まるためである。せっかく札幌に来たのだからとラーメンを食べに行った。手持ちの雑誌で紹介されていた狸小路にある店に食べに行く。狸小路はアーケード街だが、アーケードには巨大な狸の風船人形(要は空気を入れて膨らます人形)が飾られていた。その狸の腹にはJRAのロゴと「日本中央競馬会」という文字が書かれていた。さすがはJRAの競馬場1つとウインズ2つがある街である。JRAはこういうところに寄付していたのだ。
メインレースはクイーンステークスという重賞レース。私は北海道開催時の重賞のファンファーレが好きなので重賞があって嬉しい。まあ、ファンファーレなら場外やテレビでも聞けるのだが。札幌に強いティコティコタックを軸に馬券を買っていたが伸びずに6着。ヤマカツスズラン−ダイヤモンドビコーと前に行った2頭で決まる。俗に言う「いったいった」である。
最終レースも見事に外し、帰路につく。電車で千歳空港へ。前に来たときは猛暑で線路が曲がったりしてダイヤが乱れていたが、今回は何事も無く空港へ。さあ、来週は新潟に行くぞ!