’１７ 中山グランドジャンプ観戦記

2017年4月15日

　今年も中山グランドジャンプを観に中山競馬場に行った。第１回から毎回生観戦していて、今回で19回目である。

　この日は阪神競馬場のレースに一口出資馬のクイーンマンボが出走していて、中山のモニターで観ていたら、見事に勝利を収めた。阪神にも行きたかったし体が２つ欲しいところである。

　中山競馬場のスタンドに陣取ると、内馬場（スタンドから見て右側のほう）にトラックの荷台に載った仮設大型モニターが設置されていた。天気も良かったので内馬場の襷コースの近くで観て、目の前を馬が通り過ぎていったあとはそのモニターで観ればいい。そう思って内馬場で観戦することとして、内馬場に移動した。内馬場では大竹柵の近くに陣取った。船橋法典駅から行きやすい大生垣付近ほど人はいなかった（私はスマホからネット投票しているのであまり影響ないが、馬券売り場が無いのも原因だろう）。

　私の馬券は詳しくは予想のページを見ていただくとして、結論だけいうと昨年の中山大障害の１〜３着馬すなわちオジュウチョウサン、アップトゥデイト、ルペールノエルの三連複ボックス一点勝負だ。今回も順番はともかくこの３頭のワンツースリーで決まる。この３頭の力が抜けている。そう信じていた。

　大竹柵のそばではモニターが見れないので、タブレット端末でグリーンチャンネルWebの中継の映像を流した。どうやら阪神のメインレースのアンタレスＳは外れたようだ。グランドジャンプは当たって欲しいな。

　というわけでいよいよ中山グランドジャンプのスタートである。年に２回しか使われることのないＪ・ＧＩ用の厳かなファンファーレが鳴り響き、気持ちが高ぶってくる。

　後ろを振り返ると３〜４コーナーのカーブを馬群が進んでいる。タブレット端末の映像を確認するとメイショウヒデタダが逃げていて、人気の２頭オジュウチョウサンとアップトゥデイトが先行しているようだ。ルペールノエルは後方からのレースだ。

　そして１周半ほどして馬群は大竹柵に差し掛かる。ここが私にとってのメインだ。バンケットを上がってきた馬が続々と大竹柵を飛び越える。至近距離で観ていたため、馬が飛び越える際に「ボコッ」と音が鳴ってるのがはっきりと聞こえる。各馬無事飛越して拍手が沸き起こる。大竹柵付近はは人がそれほどいないが、スタンドでは大きな拍手が沸いたことだろう。

　一応写真を載せたが植え込みの陰になって見づらいよな。雰囲気だけでも味わって欲しい。

　大生垣もそれなりの近さで見れる場所にいたので、さらに半周してくるまでその場所で待機。やがて、馬たちが大生垣に挑戦する。ここでも全馬無事飛越だ。

　その後は、急いで仮設モニター前に移動して最後の攻防を観戦する。昨年のＪ・ＧＩ春秋連覇のオジュウチョウサンが圧倒的な強さを発揮して三連覇達成。中山大障害コースのレースを三連覇した馬はポレール以来だ。つまり障害にグレードが付いてからは初めての快挙である。２着には青い帽子の馬が来た。伏兵サンレイデュークである。この馬はノーマークだったが、中山大障害とグランドジャンプで３着に来たことのある馬なので能力や適性は高いのだろう。アップトゥデイトは３着だった。その後は大きく離されてタイセイドリームが４着で、我が本命のルペールノエルは後方から上がっていくも５着だった。

　以上が掲示板に載った馬であるが、それ以外の馬も全馬完走した。最後の馬がゴールすると大きな拍手が沸き起こった。Ｊ・ＧＩは完走することに意義がある。ビリでも完走した馬は勝ち馬と同じように讃えられるべきレースだ。勝ち馬だけではなく出走した全ての馬に対して大きな拍手。これが中山グランドジャンプや大障害の生観戦はやめられないのだが、今回は13頭全馬が完走した素晴らしいレースだった。