ここで昨年までの私的年度代表馬を振り返ってみよう。っとここまで昨年の使い回しである。
2年ぶり2度目の選出である。そして創設以来初の2度目の選出である。あくまで選考基準が「私の印象に残った馬」なので、私が一口馬主をつとめている馬だと印象に残りやすいので有利なのであるが。
今年のこの馬は、まさに「明」でも「暗」でも印象に残る馬だった。まず「明」というのは準オープンを勝って再オープン入りしたこと。ほぼ1年間棒に振っていただけに、復帰自体が嬉しかったが、叩き3戦目の内外タイムス杯で中央に移籍したばかりの内田博幸騎手が騎乗。しかも得意の中山コースだ。満を持しての出走。そして見事にそこで勝利を修める。そして再度オープン馬となったのであった。
ここでオープン入りした時は「さあ、ここからが本番だ」と思ったんだよな。しかし、ここからが「暗」の部分。4ヶ月休養後関越Sを叩いて万全の状態で小倉に遠征して臨んだKBC杯で事件が・・・。シルククルセイダーが勝負どころに差しかかる手前の3コーナー付近で落馬したのであった。場内アナウンスによると前の馬に触れての落馬したものだそうだ。グリーンチャンネルで見ていたのだが、すぐさまJRAの映像を確認するとかなりダイナミックな転倒で、しかも後ろから来た馬に蹴られた様にも見えた。某掲示板には「予後不良」という悪意に溢れる書き込みがあった。本当に予後不良なのでは・・・ということが頭をよぎって脳内が真っ白になった・・・。しかし、結局馬は無事とのこと。騎手は怪我をしてしまったが、馬が無事だったのは不幸中の幸い。実際は打撲程度の怪我はあったらしいが、とにかく命にかかわる大怪我じゃなくてよかった。その後年内は休養中である。あれだけの転倒をしたのだから肉体的には問題なくても精神的な傷が心配だが、せっかくつかんだオープンの座である。2009年も頑張って3度目の私的年度代表馬に輝いて欲しい。いや、私的ではなくJRA公式の年度代表馬を目指して頑張って欲しいな。