さて今年で第12回を迎えました、皆さんおマチカネなのかどうかはわかりません私的年度代表馬発表の季節がやって参りました。私的年度代表馬とは何か?それは「
年間を通じて最も私の印象に残った馬」に与えられる称号である。選考基準はそれだけ。あちこちのページで「私が勝手に選ぶ年度代表馬」だとか「裏年度代表馬」とかいう名前でやられているものである)。っとここまで昨年の使い回しである。
というわけで、ここで昨年までの私的年度代表馬を振り返ってみよう。
というわけでこれらの馬に続き競馬史に新たな1ページを
(あくまで私の脳内で)刻むことになった、2010年の私の年度代表馬は、、、
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エーシンリターンズ
チューリップ賞3着で臨んだ桜花賞。全然人気になっていなかったが、そこでも3着にやって来た。その桜花賞の私の本命はオウケンサクラ、対抗はアパパネで馬単を当てて儲かったのだが、エーシンリターンズが3着に来るのなら3連単まで手を広げても良かったよな。結局買わなかったけど。1着や2着は無いが3着に来るような気がしたし。
何故エーシンリターンズが3着に来る気がしたのか?単にチューリップ賞で3着だったからというだけではない。母があのエイシンサンサンだからである。母のエイシンサンサン自体が相手が強くても3着、弱くても3着、逃げても3着、差しても3着と華麗なるイマイチっぷりを発揮していた馬だったのである。しかもエイシン「サンサン」という名が体を表している名前。その名前もあって印象的だった馬なのだが、その子供がチューリップ賞、桜花賞と連続3着で母の芸風を見事に受け継いだ。
これはどこまで行っても3着だぞ、そう思って続くオークスでは3着付け3連単で勝負。しかし、私が馬券を買うと彼女は14着に沈む。それが実力なんだろうか…。
秋はローズSから始動。気をとり直してローズSではエーシンリターンズ3着付けで人気どころを1,2着に据えた3連単で勝負。そしてエーシンリターンズは「実力を発揮」して3着に。しかし、1着のアニメイトバイオも2着のワイルドラズベリーも買ってなかった…。こうなったら秋華賞本番でも3着付け勝負だ!そしてその秋華賞では私が印を入れた馬が軒並み上位を占める。しかし、肝心のエーシンリターンズは15着に轟沈(涙)。
その後準オープンを勝ってオープン特別ターコイズSに1番人気で登場してきた。人気にはなっていたが、ここでもやはり3着だろうな。そう思って3連単3着付けで勝負。しかし、人気通りの1着にも芸風通りの3着にもなれず7着に沈む。
エイシンサンサンの娘でGIでもGIIIでも3着が多く、そういった意味では期待に応えてくれていたのだが、馬券的には全く引っ掛けられなかった。桜花賞はエーシンリターンズは絡めていないものの馬券は的中し、その後の中山最終レースで一口出資馬が勝って人生で初の口取り式に参加という思い出の日だったので、その桜花賞で3着だったエーシンリターンズは印象に残っている。という意味で最も印象に残った馬ということで私的年度代表馬に選出することとした。3着がそこで終わってたら選ばれなかったのだが、その後のローズS3着もあったことだし。
[おまけ:その他の候補馬]
- ◆ローズキングダム
- あの華麗なる一族と言われる「ローザネイ一族」(通称:薔薇一族)の3歳馬である。GIで2着、3着を繰り返す華麗なるイマイチ血統である。2歳GIこそ制したものの、やはりまともなGIではイマイチっぷりを発揮。クラシックでは皐月賞4着、ダービー、菊花賞2着と一族の芸風を遺憾なく発揮した。そしてジャパンカップも2位入線。さすが薔薇一族である、と思ってみていたのだが、まさかの1位入線ブエナビスタの降着。薔薇一族がジャパンカップを勝っちゃったよ。薔薇一族らしからぬGI制覇。いや、GI制覇もこの様に2位入線繰り上がりというところが薔薇一族らしいのか。おそらくこの一族のファンは馬単紐流しをしている人が多かっただろうから、審議降着のせいで馬券を取り逃したって人が多かったのではと推測される。
- ◆シルクプレスト
- 本文中にちょろっと書いた桜花賞の日の中山最終レースを勝った馬である。この馬のおかげで人生で初めて口取り式に参加することができた。私の出資馬は口取りの抽選が当たるとなかなか勝ってくれないのだが、桜花賞の日の中山の1000万条件戦で見事に勝ち上がり、そして私はウイナーズサークルへ。この件は優駿エッセイ応募作のネタにもした。
- ◆シルクオールディー
- 阿寒湖特別を3歳にして征した馬。阿寒湖特別は3歳馬が勝つとその後も大物になることが多い出世レースである。と思ってこの馬を追いかけていたのだが、神戸新聞杯、菊花賞と連続2桁着順。昨年のポルカマズルカもそうだったが、阿寒湖特別にはかつての勢いがなくなって来たのか?阿寒湖特別を3歳で勝つ馬がいると毎回ここに候補として挙げてはいるのだが。
- ◆サンテミリオン
- 今年の3歳牝馬路線はアパパネが三冠を達成したが、この馬は三冠馬ではないオークス馬である。オークスは歴史に残る同着。アパパネの牝馬三冠も歴史に残るのかもしれないが、それと同じ年にもう1頭のオークス馬がいたということはもっと歴史に残るだろう。この日東京競馬場の出口付近に掲示されていた決勝写真には「決勝写真の写真」を撮ろうとする人が行列をなしていた。その写真そのものを保存しておきたいというよりは、その歴史的瞬間に居合わせたという記念の写真を撮りたいんだろうな。この時の騎手はアパパネが横山典弘、サンテミリオンが蛯名正義だったが、実は前回GIで1着同着になった92年帝王賞もこの2人だったんだよな。歴史は繰り返す…のか?