というわけで、ここで昨年までの私的年度代表馬を振り返ってみよう。
ここ数年2年に1回ぐらい一口出資馬が選出されているのですが、2年連続で私の出資馬です。この年は文句なしにこの馬でしょう。この馬が群を抜いて私の印象に残ったのだから。
昨年のこのコーナーで「この年は馬券がかなり不調だったのだが、そのかわりか一口馬主としての出資馬は割と活躍してくれた。」とカイタノだが、2014年は前年以上に馬券の調子が悪く、その代わり出資馬の稼いだ賞金は前年をはるかに上回るプラスだった。稼ぎ頭というか1頭で賞金の大半を稼いでくれたのがこのサンビスタである。
年が始まった時点では準オープンあたりをうろうろしていたのだが、2月に準オープンの門司Sを勝つと徐々に本格化。重賞初挑戦のエンプレス杯では重馬場に泣かされて僅差の3着だったものの、夏の函館で行われたオープン・マリーンSでは牡馬相手に2着と好走。
収得賞金を加算できないギリギリの着順で好走するため賞金が足りずに使いたいところを使えずにいたが、8月に門別で行われたブリーダーズカップを見事に制覇!私の出資馬による初重賞制覇だった。さらに、大井のレディースプレリュードを叩いて迎えたのが、盛岡で行われたJBCレディスクラシック。そのJBCレディスクラシックをも制して、見事にGI馬となった。もちろん出資馬による初GI制覇である。賞金はそれほど高くないがGIはGI。ついに私もGI馬の出資者となることができたのだ。
さらにその後、果敢にもチャンピオンズカップ(前年までのジャパンカップダート)に挑戦して牡馬の強豪を相手に4着に好走。直線の末脚が良かったし、あとちょっとで馬券圏内まで届きそうだが惜しかった。しかし、牝馬で(しかも重賞未勝利騎手の松田が鞍上で)ここまでやれるのだから大したものである。
これだけでも充分私的年度代表馬候補なのだが、さらに、ユニオン会報の My Horse のサンビスタ特集号に私が掲載されたということもあり、文句なしに私的年度代表馬だ。詳しくは当該記事を読んでいただくこととして、会報に「私の競馬履歴書」という会員の競馬歴等を紹介するコーナーがあることは知っていたが、私のその順番が回ってきたのがちょうどサンビスタ特集号の時だったのである。
ここまで来たら私的年度代表馬はサンビスタしかいないでしょう。文句なしだ。この馬絡みで馬券を当てたのはブリーダーズゴールドカップ以外記憶にないが、そのことを忘れさせる活躍をして私に喜びと競馬の楽しさを与えてくれたのだから。